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03/8/4, MON.
成田発、ソウル経由、テヘラン行きのイラン航空で未踏の地、イランへ。
およそ11時間後・・・オレンジ色の灯りが一面に広がっている。
首都テヘラン上空だ。大きな街みたい。
あれ、いつのまに?というくらいの素晴らしい着陸(実はイラン航空のパイロットの技術はすごいらしいとは聞いていたが、実感・・)の後、いよいよ入国へ。
やや緊張・・・。
が、あまりにもあっさり済んでしまった入国審査。
そしてほぼ素通りといっていい税関を通り抜け、出口へ。
な、な、なにこれーっっ!?ものすごい人、人、人!
まるで自分が成田に到着した超人気大物スターにでもなったかのよう・・・
などと考えてる場合じゃなく本気で前へ進めない!
もちろんこの人の山はみんな出迎えの人たちなのだが、それにしたって、今って夜中1時だよ??
あんたたち、いったい何してんのこんな時間に!と思わず叫びたくなる。
何度も見失いそうになりながら、なんとか夫の後について行くと・・・あっ!
なんだか写真で見覚えのある顔がニコニコニコ。親戚が迎えに来てくれていた。
空港ビルの外へ出て、またびっくり!
人、人、人・・・車、車、車・・・。
パーキングの中の芝生の植込みでシートを広げてピクニックをしているグループがあっちにもこっちにも!!
あの・・ここって空港、そして今夜中1時過ぎなんですけど・・・?
親戚の子の恐ろし過ぎる運転になんとか耐えながらテヘラン市内の両親宅へ。
お久しぶりです!
しばらく話して現地時間4:00AM、ようやくベッドへ。
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03/8/6. WED.
テヘランの北側にあるサアダーバード宮殿博物館へ。
かつての王様の宮殿だったところだ。
宮殿の中もそうだが、広大な敷地も素晴らしい。
緑が多くまるでヨーロッパの庭園の様。
敷地内を移動するシャトルバスを待っている間、イラク国境近くから来たという女の人のグループとちょこっと立ち話をした。
バスが来ると私たちより先に乗車した彼女たちがなんと私と夫の席まで確保してくれて「こっちこっち」と手招きしている!
親切だなぁ。。。
終点に着き全員バスを降りる。
降りた後少し離れた場所からなにげなくバスの出口を見ていると、まだなんとか立てるくらいの幼児を連れた女性が荷物を抱え、降りるのがちょっと難しそうな様子・・・。
と、一足先に降りていた5歳くらいの女の子が、その幼児をさっと抱きかかえてバスから降ろしてあげたのだ。
この幼児と女の子は姉妹でもなんでもなく全くの赤の他人だ。
ごくごく自然だったこの女の子の行動に感心した。
日本ではなかなか見れない光景かも・・・と思った。
席取りをしてくれた女性グループにさよならする前に、彼女たちが連れていた子供たちの写真を撮らせてもらった。
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03/8/7. THU.
断言できる。
街中でこんなにも他人から大注目されたことは生まれて初めて!
やっぱり濃い顔立ちの中でこのアジア系の薄顔は目立つのか、
外国人がそんなにも珍しいのか、ジロジロジロ。
しかもその見方がすごい。
「あ、外国人だ」と気づき一瞬チラっというのではなく、
じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
しかもあの濃い顔で、人によっては食い入るように、
もっとすごいのになると、連れに話しかけながら (まるで「ちょっとちょっと見てよアレ」とでも言ってるかのように・・・)
こっちを指差して凝視してくる。
ハイライトは今日乗った地下鉄の中。
夫と地下鉄に乗ると混んでいたのでドア付近に立った。
と早速感じる視線。
見ると、横がけのシートに座っているおじさん3人(赤の他人同士)が、揃って、じーーーーーーっ。
ハイハイ、どうぞどうぞお好きなだけ見てください。
降りる駅に着いたので反対側にある降り口のドアへと向かうと、座ったままの3人の視線も同時に後をついて来る。
電車を降りて5m程進んで何気なく後ろを振り返ると・・・
なんとさっきの3人が揃いも揃って顔だけ振り返って窓越しにまだ
こちらを、じーーーーーーーっっ。
思わず笑ってしまったが、それにしたって、私って「世界の珍獣」?
記念に(?)地下鉄構内で見つけた路線図をパチリ。
(この撮ってるときも背中に視線ビシバシ)
路線図というよりイタズラ書きみたいでカワイイ。
日本人ってイラン人にとっては、どんな感じの印象なんだろう?
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03/8/8. FRI.
夕食にイランの伝統的スタイルのレストランへ。
地下にあるその店の入り口の扉を開くと・・・わーっ!!ムード満点!
昔の宮殿風の造りの店内は薄暗く、かなり広い。
とても人気らしくテーブルはほぼ埋まり、客達の話し声で騒がしい。
伝統衣装を着たウェイター達がてきぱきと歩き回っている。
店内中央に男性が数人集まり楽器を演奏をし始めた。
見ものだったのは「ダフ」という白く丸い楽器を持った男性。
独特の姿勢をとりダフを叩く。そのリズムはどんどん早くなり店全体がその音に引き込まれていくよう。
横にいる夫が教えてくれた。
「彼はああやって叩きながらハイになっていってるんだよ」
たしかに・・・そんな感じだ。
彼の演奏が終わると、シーンとしていた店内が、客の拍手と歓声で一杯に。
んー、なかなか感動的!!
と、タイミングよく待ちに待った料理が運ばれてきた。
私がオーダーした「アーブ・グーシュト」は最高!
「アーブ=水」「グーシュト=肉」という名の通り、羊肉のシチューのようなものだが、もうやみつきになりそうだ。
店内の独特の雰囲気、音楽、料理、そして華やかに着飾りベールを被った女性達。
全てが合わさってまるで映画の中にいるように感じた。
アルコールのないテーブルだが、十分に酔った夜だった。
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03/8/9. SAT.
昼間、道端に4,5歳くらいの男の子が座っていた。
夫が話しかけると、アフガニスタン人の子供だった。
小さかったので4,5歳と思ったが、もしかしたらもう少し年上なのかもしれない。
イランに住むアフガニスタン人の彼は、学校へ行くことができない。
身分証明書を発行してもらえないので行けないのだ。
生活のために、こんな小さな子供が物乞いしなくてはいけないなんて。
思わず涙が込み上げてきた。
夫を見ると同じだった。
それでも、男の子は私達に笑顔を向けていた。ショックだった。
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03/8/10. SUN.
遠い遠い親戚を頼ってエスファハーンへ。昨夜遅くに到着。
エスファハーンといえば!の有名なエマーム広場へ行き、モスクや宮殿跡など見て回る。
モスクの鮮やか過ぎるブルーが本当に美しく印象的だった。
お世話になっているマジディ氏のお宅へ戻ると、彼の親戚が沢山集まっていた。
小さな子供からおばぁちゃんまでと、本当に大勢でまるでお正月のようと思いきや、
これが普通らしい。夫も会ったことない人達ばかりだが皆とてもフレンドリー!
しばらく居間で皆でガヤガヤ話していると、今度は中庭へ出て、大人達は水タバコを
回し始めた。私も一服させてもらう。
ここは本当に日本の10分の1の速さで時が流れているようだ。
肉屋が1頭のヒツジを連れてきた。なになに?何が始まるの?!
なんとこの場でさばくらしいっっ!
おばぁちゃんの快気祝いで、ということらしいが、最初に首を落として順々に解体
していくという信じられないことを家の中庭でするなんて!
皆に見ないほうがいいと言われたので素直に家の中へ。
しばらくするとものすごい悪臭が!胃袋や腸の臭いらしい。本当に臭い!!
ふと横を見るとマジディさんの姪が羊の頭を桶の中に入れて歩いている。
ひぇ〜っっ!なんてものを!!洗いに行くのだという。こ、こわい・・・。
夜になると皆揃って私達をザーヤンデ川沿いのチャイハネへ連れて行ってくれた。
手で水が触れるくらいの本当に水際に座ってくつろぐ。そしてまた水タバコ。
なんていうか、本当にのんびり。
ライトアップで青く光る橋が遠くに見える景色もいい感じだ。
一服が終わると、いくつかある橋の1つ、ハージュー橋へ。
とっても幻想的!夜景だからなのかムード満点だ。
マジディさん宅へ戻ると夜中の12時。
ではおやすみなさい・・かと思いきやなんと夕食がスタート!
居間にシートを広げ、いろんなお料理が出てくる、出てくる・・・!
「さぁ、遠慮なく食べなさい、食べなさい」と言ってくれるのはありがたいけど・・・眠い。
カルチャーショックな1日だった。 |
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03/8/11. MON.
エスファハーンのバザールは、テヘランのとは違いまさに中近東のイメージそのままの印象だ。
いい雰囲気。人も少なく、ゆっくり見て回れる。
バザール内でとってもステキなチャイハネも見つけた。
店内はブルーを基調としたインテリアでとても明るい。
別の親戚と急に連絡がとれて突然彼らの自宅へお邪魔することに。
またまたとても温かいおもてなしを受ける。
それにしてもイラン人ほどよく食べてしゃべる人たちはいないのでは、と思う。
どこへ行ってもまずは沢山のフルーツとお菓子が出てきてチャイを頂きながら最低1〜2時間は話す。
へたすると、この「フルーツ+お菓子+チャイ+おしゃべり」セットを一日に2〜3度する場合もある。
夜は有名な高級ホテル「アッバースィー」へマジディさん親戚一同が連れて行ってくれた。
とってもステキな雰囲気のホテル!
特に夜のホテル内庭園はムード満点だ。
イラン人以外にも沢山の外国人ツーリスト達の姿があった。
マジディさんの姪の18歳と16歳の娘二人といろいろ話した。ボーイフレンドのことを聞いたら話が大盛上がり!
お母さんにはナイショだよ、といろいろ教えてくれた。
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03/8/12. TUE.
マジディさんのお姉さんがランチに招待してくれた。
彼女の自宅はエスファハーンの昔ながらの造りの古い家で、奥に向かって敷地が縦長に広がっている。
大きな家で、玄関を入ってキッチンや寝室等を過ぎると、もしかしたら屋内より広いのではと思わせる
ほどの大きな中庭に出る。そこには大きなザクロの木や池まである。
そしてそのさらに奥にあるのが広い居間で、そこで皆で美味しいランチを頂いた。
エスファハーン滞在は今日まで。
お別れの時もマジディさん親戚全員が揃って送り出してくれた。
なぜここまでよくしてくれるんだろう・・・というくらいのもてなしをしてくれた皆になんてお礼を言えばよいのか。
本当に感謝しきれない。
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03/8/14. THU.
エスファハーンからマハラットへ移動してきた昨日は風邪で1日ダウンしていたがほぼ回復!
夫が生まれたマハラットはのどかな田舎町。
ここにも両親宅があるのでお世話になる。
都市のテヘランやエスファハーンとは人の服装まで違う。
女性の格好ももっと保守的な感じがした。
親戚のお墓参りに行った。
墓地のすぐ近くは低所得者の家が多く、小さな小さな家が並んでいた。
貧富の差がこんなにあるなんて・・・。
と、どこからともなく子供達が寄ってきた。
皆とても無邪気!日本人が珍しいみたい。
一人、とても礼儀正しく整った顔立ちをした男の子がいた。
写真を撮らせてもらおうと彼に向かってカメラを構えると、
「僕も!私も!」他の子が黙っていない。
結局全員並んで仲良くパチリ!
その男の子はアフガニスタン人で他の子からちょっとからかわれていた。
夫が「皆同じだよ」と子供達に言っていた。
夜は、なんと蚊帳を初体験!
「子供のとき、夏マハラットに来たら毎晩パシェバン(蚊帳)で寝てたんだよ!」
夫が楽しそうに話しながら庭に寝床を作る。
最高!聞こえてくるのはカナートを流れる水の音だけ。
電灯を消しても満月の明りでまだ明るいくらい。
なんだかワクワクした。そして本当にリラックス・・・。
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03/8/15. FRI..
都市部ではもう見かけることはないという昔ながらの伝統的スタイルのパン屋さんへ行った。
レンガ造りの建物の中で女の人が4人、パンをこねて、丸めて、のばして、焼いている。
なんと窯は床に空いてる穴だ!
穴の中の壁面にパン生地をペタっとはりつけて焼くのだ。
私なんか近づくことすらためらうほど窯はものすごく熱いのに、その周りに彼女達は座り1日中パンを焼くのだという。
私達は彼女達にあるものを渡した。
あるものとは、庭で採れたクルミにハーブ、それに玉ねぎやスパイス等を合わせて挽いたもの。
これをパンに練りこんで焼いてもらうのだ。
焼きあがったパンは、プレーンタイプよりやや黄みがかり、ハーブやスパイスの香りがかすかに残るもの。
端っこはカリカリ、クリスピー、まん中はふんわりソフトなパンは食べだすときりがない。
すっかり気に入ってしまったこのパン、サイコー!!
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03/8/16. SAT.
マハラットから車で片道約5時間の日帰り旅行。
アリー・サドゥル洞窟へ。
レンタカーがないのでタクシーをチャーターしてひたすら北西へ。
すごい!!雄大な景色とはまさにこんな感じなのか・・・。
日本では見られそうにない広大な大地と荒々しい岩の山が続く。
かと思えば、途中どこかヨーロッパの田舎の田園風景を思わせるような青々としたブドウ畑が広がっていたり・・・と、いくら見ていても飽きない。
早朝出発したので、途中車を止めて木陰で朝ごはん。
パンにフェタチーズ、ゆで卵、昨日焼いたケーキに果物、そして熱いチャイ。他に通る車もほとんどなく、目の前にそびえる山々を眺めながらの食事は最高!
と、道の遥か遠くから何か近づいてくるような・・・。
なんだろう?
それはなんとロバに乗ったおじいさん。
その後もリヤカーをひくロバがやってきたりして、
なんとものどかだ。
それにしてもこのドライバー。
気でも狂ってるんじゃないの?と何度思ったことか。
スピード狂+ものすごく荒い運転。
150km/h近く出しながら、なんと前の車を追い越そうとしている車を追い越した!!
しかも、対向車が来ているというのに!
そしてその対向車に向かってまるで「邪魔だ!」と言わんばかりに怒ってクラクションを鳴らしているのだから、ホントにもう何がなんだか・・・。
ともかく無事に行って帰ってこれたのは幸運だった。
洞窟は、イラン最大というだけあってかなり見ごたえあり!
巨大な鍾乳石が印象的だったが、それ以上に忘れられないのが洞窟前の公園にいたこのお二方(写真−−→)。
えーっと・・・ミッキー&グーフィー???謎のままである。
帰り道、ドライバーの狂いぶりは一段と増した。 |
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03/8/17. SUN.
マハラットからテヘランへ。
近所の小さな食料品店へブラブラ買い物に行く。
牛乳やらヨーグルトやらデーツやらを選んで夫がレジに並ぶ。
3人ほど並んでいるが、店員がレジを打ちながら一番前の客と世間話で盛り上がっている。
商品も全て袋に詰め、ハイではお次の方。・・・というわけではないらしい、ここでは。
そう、店員と客は、用事が全て終わった後でもまだ話しているのだ!
後ろに並んで待っている他の客も特に文句を言うわけでもなく、それどころかいつのまにか会話に加わって一緒に笑ってたりする。ふと見ると夫もニコニコして聞いてる!
平和だなぁ・・・。
そして夫の番。
すると店員はレジを打ち始める前に胸の前で両手を合わせ、なんと夫に向かっておがんできた!!
これには私も夫も一瞬、目が点!
「いったいどうしたの?」夫が尋ねると
「あれ!?ペルシャ語話せるの?日本人かと思った!」
・・・なわけないでしょ!!
どこをどう見て日本人と思うのか??
まさか連れの私が日本人だから・・・?イヤ、そんなこと理由にはなるまい。
ともかくこの常にニコニコやたら愛嬌ある顔をした店員、夫がペルシャ語を話せると分かるや否や、
大振りなジェスチャー付きで夫を質問攻めにする。
「ヤクザが刀を腰に差して道を歩いてるんだってね?時には切りつけたりするってホント?刀はいくらくらいするの?」最後には「刀持ってる?」
やれやれ。いったいどこからそんな情報が!?
でも目をキラキラさせて聞いてくる店員を見てるとなんだか笑ってしまった。
やっぱり世界は広いのだ・・・。
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03/8/20. WED.
親戚の息子の親友の結婚式へ行くことに。
もちろん夫も彼とはなんの面識もない。
パーティー前のごく親しい友人、親戚、家族だけが集まるセレモニーに、なんと私達を招待してくれたのだ。
場所は新郎の実家。
外観もとってもステキなマンションだが、部屋の中もセレモニー用に綺麗にデコレーションされている。
そして、ものすごくゴージャス(この言葉がぴったり!)に着飾った招待客たち。
「イラン人は内と外では大違い」と聞いてはいたが、まさにこのことかぁ!
それにしても女の人が本当にキレイ・・・。なんというかとっても華やかなのだ!
おじさんたちも恰幅がいいせいか、ひげや彫りの深い顔立ちも手伝ってスーツがよく似合っている。
私など一応頑張って、これでもかというほどのフルメイクをしていったのに・・・なのに、
「日本人はお化粧が控えめでいいですねぇ。」などと言われてしまった。
午後4時から開始のはずだったのだが、さすが、こののんびりさというかルーズさ。
結局6時半にセレモニーがスタート。
が、それで特に誰もあせっている様子はない。
出されるチャイやお菓子を頂きながらおしゃべりしている。
1組の男女が部屋の中央でイランのダンスを踊り始めた。こうやって新郎新婦を出迎えるらしい。
二人が部屋に入ってきて招待客の間をまわって「いらっしゃいませ」の挨拶をする。
美男美女カップルだ。
床にセットされた飾り(写真↓)の前に二人が座り、結婚の儀式が始まる。
二人の頭上に白い布を広げ、布の端を10人近い女性達がつまんで囲む。なんと私もその中に入れてくれた。
そして順番に2つの大きな砂糖のかたまりをゆっくり布の上でこすり合わせて砂糖の粒を布の上に降らせていく。もちろん私も、とっても緊張しながらもさせてもらった。
新郎新婦が、それぞれの小指をハチミツの入った瓶につっこみ、それを互いの口の中に入れる。
「あなたの人生をハチミツのように甘いものにします」という意味がこめられているのだそう。
新婦か新郎の親戚であろう人達が皆とても感じよく接してくれてびっくり!
だいたいこんな見知らぬ外国人を突然結婚式によんでくれたうえ、写真にまでちゃっかり入っちゃったりして、
本当にいいんですか?という感じだ。あるおばぁちゃんなんか私にキスまでしてくれちゃって・・・。
夫曰く、「きっと外国人の方にはイラン式の結婚式は珍しいでしょうから、どうぞ見ていってください」ということらしいが、それにしたって・・・ねぇ?
もっと見ていたかったけど夫の従妹夫婦に夕食に招待されていたので途中で退場。
帰り道、雨が降り始めた。
私達がイランに来て以来、初めての雨。
「秋の匂いががする」と夫は喜んでいた。 |
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03/8/22. FRI..
一昨日に続きまた見知らぬ人の結婚式へ!
今回は夫の従姉の住むマンションの住人である家族の娘の結婚式。
なんとマンションの1階駐車場の車を全てどけて、そこでパーティーを行うとのことなので、住人である夫の従姉も招待され、ちょうど彼女のウチに遊びに来ていた私達までが行くことになったのだ。
びっくりした!
広い駐車場が、まるっきりパーティー会場に変身していた。
バンドが生演奏をしていて、美しくセッティングされた円卓がたくさん並んでいる。そしてダンス!老若男女入り混じって大騒ぎ!
皆本当に楽しそうに踊りまくっている。その中でもベスト・ダンサーはなんといっても花嫁!
私も同じようなものだが、途中、従姉を訪ねてきた友達夫婦までがいつのまにか客の一人になっているのに驚いていると、周りの人が席を立って会場の前のほうへ移動している。
食事の用意ができたらしい。
いくらなんでも食事まで頂くわけには・・と座っていると、夫の従姉や彼女の友達に「いいの、いいの」とひっぱられ、本当にいいのかなぁ〜と思いつつも人が群がっている中を覗く・・・
わぁー!バイキング形式で美味しそうなお料理、デザートにケーキ、フルーツがずらりと並んでいる!美味しそう!
これは食べないわけにはいかないなぁ・・というわけで遠慮なくご馳走になる。
帰り際、花嫁にお礼を言いに行くと、そこに彼女の姉妹もいた。
「来てくれて本当にどうもありがとう!まだまだここにいてどうぞ楽しんでいってください!」と言ってくれる。
それにしても花嫁はもちろんのこと、この姉妹もまた、ものすごく華やかである。圧倒されてしまう・・・。
双子なのだろうか、そっくりな二人は、色違いのチャイナドレスのようなとてもタイトなドレスがバッチリ似合っていた。
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03/8/23. SAT.
夫が床屋へ行ってる間、一人でコーヒーショップで時間をつぶす。
内装がおしゃれな良い感じのお店。
英語表記のメニューがあったので、読んでいるとなんだかメニューが変なかんじだ。
コーヒーが「ネスカフェ」となっている。
例えば普通なら「コーヒー・・・300円」となるのが「ネスカフェ・・・300円」といったところだろうか。
だって、ネスカフェって商品名でしょう???
後で夫が教えてくれた。
あまりにネスカフェがメジャーなため、それがいつのまにかコーヒーのことになってしまったとか。
へぇ・・・!
ともかくアイス・モカが飲みたかったのだが、メニューに見当たらない。
店員のお兄さんは片言の英語が話せたので、聞いてみたが知らないようだった。
じゃ、普通のコーヒー、いや「ネスカフェください」と言ったら
「ちょっと待ってて」と店を出て、また3分くらいして戻ってきた。
どうやら近くのカフェにアイス・モカのことを聞きにいってくれたようなのだ。
わざわざいいのに・・・でもよかった♪と楽しみに待つ。
「ハイどうぞ」
見た目は、ただのアイス・ネスカフェがそこにはあった。
もしや・・・・・。一口飲んでみる。
予感は当たった。
どうやら「アイス・モカ」とは、コーヒー豆で「モカ」という種類の豆を使って淹れた普通の「アイス・ネスカフェ」だと思ったらしい。私は普段スターバックス等で飲む「アイス・モカ」を想像していたので、とっても残念だったが、ふと見ると、店員のお兄さんが心配そうにこちらの様子をじーっと伺っている。
「ありがとう!」笑顔で言うと、彼はほっとしたように笑っていた。
それにしてもただの「アイス・ネスカフェ」にしても、味はもうちょっと研究の余地ありだよーお兄さん。
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03/8/24. SUN.
早いものでいよいよ帰国の日。
スーツケースはパンパンだ。
このイラン式スローライフも今日で終わりかぁ・・・。
カルチャーショックな3週間だったけれど、本当に満喫、楽しかった。
すっかり慣れてしまったランチの後のシェスタ。
帰国後はしばらくつらくなりそうだ。
それに毎日山ほど食べていた果物も恋しくなるだろうなぁ。
果物だけではない。
焼きたてパン、フェタチーズ、フレッシュハーブにケバブも・・・!
ん?食べ物だけ・・・?
いえいえ、良いもの悪いもの全ての思い出ひっくるめて、なんて濃い旅ができたことか。
イランに来てよかった。
成田行きの飛行機の中、いろいろなことを思い出しながら、写真を見るのが楽しみだなー
などと思いつつ、いつのまにかぐっすり眠ってしまった。
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